既存不適格か・・・
2020年以降の新築住宅に「省エネ基準」の達成が義務化された。
省エネ住宅が標準化されることは、喜ばしいことだ。
ただ、省エネ基準以下で建てられた既存住宅はどうなる?
これまでの流れだと「既存不適格」の扱いかな?
私が車を買う時は、まずは燃費性能を気にする。
2020年以降の住宅も、車と同じように「家の燃費性能」競争になるはず。
住宅を買う時に、「家の燃費性能」が決め手の一つになるのだ。
国は中古住宅の流通に力を入れているが、「家の燃費性能」が悪い
中古の「既存不適格」住宅を買うだろうか?
国が主導で「既存不適格」住宅のレッテルを貼るのなら補助金を出して
最低「省エネ基準」をクリアーする住宅を増やすようにしてほしい。
日本の9割以上の住宅が「既存不適格」になるのだから・・・
ゴキブリアレルギー?
ゴキブリアレルギーって知ってました?
外壁の断熱改修でグラスウールを撤去したら、大量のゴキブリの糞らしきものが・・・
この壁にどれだけのゴキブリが・・・
住む人に影響はないの?調べたらゴキブリアレルギーがアメリカでは社会問題になっているようなんです。(本当かよ!)
日本でもアレルゲンのひとつになってました。(やっぱり本当なんだ!)
ゴキブリはエビ・カニと同じ甲殻類らしくゴキブリアレルギーになるとエビ・カニにも反応するようです。
皆さん、気を付けてくださいね。
ここは、綺麗に掃除をして防虫効果のあるセルロースファイバー断熱を施工しました。
セルロースファイバーにはホウ酸が入っていますので、
これでゴキブリをシャットアウト!
ゴキブリに悩まない家になりますよ。
室内専用テントもありかな!?
これ、室内専用テント。
寒い部屋で使用すると暖かくていいらしい。
これもありかな。
お年寄り用で、トイレまでつながるテント作ったらヒートショックも軽減するのでは?
メーカーさん、どうかな?
でも断熱改修の仕事、減るかも・・・
セルロースファイバー断熱の施工について
「断熱は施工が命」これは、皆さんわかっておられるし私もそう思う。
でも、100%完璧な施工は難しい。「100%に近づけるようにする」が本音。
何が難しいか?
断熱の連続性・断熱欠損なし・・・これは難しくない!
セルロースファイバーは、均一な断熱層をつくるのが難しいのだ。
人間の感覚に頼っているところが多いから。
私の「100%に近づけるようにする」とは「工業製品に近づけるようにする」こと。
弊社が目指す施工は、「工業製品と同等です。」と言えること。
どうすればよいか?日々試行錯誤は続く。
温度拡散率
温度拡散率(温度伝導率)
なにやら難しそうだな。まあ簡単に言えば、熱伝導率を(比熱×密度)で割ったもの
やっぱり難しいか!
セルロースファイバーの熱伝導率は、0.04W/mK、比熱は1.3KJ/kg・K、
密度は60kg/㎥(弊社施工時)
単位は無視して0.04÷(1.3×60)=0.00051
高性能グラスウール16Kの場合
0.038÷(0.84×16)=0.0028
フェノールフォームの場合
0.02÷(1.6×27)=0.00046
単純に数字が小さい方が温度の時間変化が小さい。
同じ厚さならフェノールフォーム・セルロースファイバー・高性能グラスウールの順
ただ、厚みを変えて熱抵抗を同じにしたら
セルロースファイバー(100㎜)・フェノールフォーム(50㎜)・高性能グラスウール(100㎜)の順
夏の屋根面からの熱の伝わる時間を遅くしたい方、少し参考になるのでは!
でも、棟換気と通気層はしっかりと造ってくださいね。