NEW・SSおすすめの一冊

住宅・エネルギー等に関して読んで欲しい一冊を紹介していきます。

断熱材のトップランナー基準①

経済産業省が定めるトップランナー基準。この基準があるから、効率のいい製品ができている。(企業努力をする)これ自体は、いいことだと思う。

しかし、断熱材のトップランナー基準には『?』・・・

では、その内容をちょっと見てみよう。

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おかしいと思うのは、数多くある断熱材の中で、上記の3つの断熱材だけに熱伝導率の基準値を設けていること。(しかもその技術は既に普通に存在している。)

本来は、断熱材全てに熱伝導率の基準値を設定すべきはず

例えば、『断熱材の熱伝導率は0.04w/mK以下にすること』など

弊社のようなセルロースファイバー断熱を施工している会社からみると、

経済産業省が推薦する断熱材は上記の3つです】と言っているようなもの。

疑問に思いませんか?

また3つに決めた理由がおかしい。2011年の出荷ベースを元にしているようだが。

それが以下のもの。

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3つ足して76%のシェアーがあるから決めたそうだ。

??? 硬質ウレタンフォーム12%>ロックウール9%なのに?

現場発泡するウレタンフォームの評価ができないから除外しているらしい!?

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セルロースファイバーに至っては、『市場での使用割合が極度に小さいもの』だから

対象外になっている。

使用割合が小さいものは、除外してしまえということらしい。

多分3つのメーカーはこう宣伝するんだろうな。

経済産業省がすすめるトップランナー基準をクリアーしている製品ですから

安心してご使用下さい。」

次回は、セルロースファイバーについてもう少し掘り下げてみます。