NEW・SSおすすめの一冊

住宅・エネルギー等に関して読んで欲しい一冊を紹介していきます。

古民家のQ値計算してみた

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今時期の古民家は寒い。

この寒さを数値で知るために、Q値計算してみた。

古民家の気密の悪さを反映させるにはUA値ではできないから。

一説には古民家のC値=50ともいわれている。(実測ではないが)

(一般住宅:C値=5程度 高気密:C値=1以下)

C値の比較だけでも寒いことは想像がつく。

ここからは、熱伝導率を見てみよう。

屋根 茅葺き:0.08

茅葺き600㎜=セルロースファイバー300㎜同等

屋根の断熱性能は非常に優れている

外壁 土壁:0.69 断熱材:なし

床  無垢板:0.14 断熱材:なし

開口部 一応アルミ・一枚ガラス:4.65

換気 1.5回/h

計算結果:Q値≒7.3になりました。(もちろん等級1)

寒さと数値が感覚的に理解出来た気がする。

寒いはずや~!!

私が住むとしたら、①床下断熱 ②開口部変更 ③外壁断熱の順番で改修して

いくだろうな。Q値=2.3ぐらいは簡単に出来るので

夏も冬も快適に過ごせるようになると思う。