断熱材のトップランナー基準③
もう少しお付き合い下さい。
改めてトップランナー基準とは?
現在、最も優れている断熱材は【真空断熱材】だが、一般に知られているものだと
【フェノールフォーム】熱伝導率0.02W/mK
本来なら、これ以上の性能にすること。
しかし、繊維系の断熱材(グラスウール・ロックウール・セルロースファイバーなど)は基本的にこれをクリアーできないのです。
ちなみにセルロースファイバーは、0.04W/mK
なぜか?
それは、繊維系の断熱材は静止空気によって断熱性能を出しているのですが、
静止空気の熱伝導率が0.024W/mKのため、どうしても0.02W/mKを超えられないのです。石油由来の発泡系断熱材は、例えば炭酸ガス:熱伝導率0.016W/mKなどを使用しているため0.02W/mKぐらいにできるのです。
経済産業省はこの事を、把握しているのでしょうか?
この先、熱伝導率をどれぐらいにしたいのですかね?・・・
断熱材の選択は、熱伝導率だけで判断するものではないと思うのですが。
皆さん、どう思います?