エクセルギーハウスをつくろう 黒岩哲彦
本文より抜枠
日本の住文化には、西欧のような「家全体を暖める」という発想がなかった。
断熱や、床や壁や天井に熱を溜める「蓄熱」のような、家全体の温熱環境を
整える発想がなかったのである。家づくりの基本が欠けていると言わざるをえない。
文化にまでなっている木組みの技術は、大工に聞けばわかる。だが、欠けている
部分は新たに誰かが考えていかなければならない。伝統的民家の知恵を引き継ぎつつ、
日本の気候風土に合った「日本の建築」を考えていかなければならない。そのとき
はじめて、本当の日本の建築が生まれるのではないだろうか。
昨日の勉強会で思い出した『エクセルギーハウス』の紹介です。
本を読んで興味があったので去年の9月14日に訪ねていた。
その時の感想です。
当日は快晴、家の中はクーラーなしでも快適でしたよ!(真夏じゃなかったけどね)
自然のエネルギー(太陽・風・雨)を有効に活用し、空気よりも水の比熱の大きさを積極的に利用しようとしていた。夏は気化熱、冬は輻射熱。
キーワードは『熱』と『水』。
外観はこんな感じ☟
東京の小金井市にあるので、お近くの方は訪ねてみては。
「エネルギー」を考えるきっかけになるかも!?