完成見学会は『木材率』にも注目!
『住居医学(Ⅳ)』の木と視覚より
部屋の中で使われている木材率やデザインを変えた場合の視覚影響を明らかにする。
その実験データ。
30%:床材が木質フローリング
45%:床材が木質フローリング+木の腰板
90%:床・壁・天井のほとんどが木質系
さて結果は?いかに。
主観的には、すべての部屋が快適であると評価されましたが、特に45%の部屋が好まれていました。脈拍数に関しては、30%の部屋で有意に低下することがわかりました。
逆に、最も好まれていた45%の部屋においては、有意な増加が認められました。
30%の部屋は、快適と感じられ、脈拍数が低下することから生体がリラックスしていると解釈されます。一方、最も快適であると評価され交感神経活動が昂進した45%の部屋では、被験者がわくわくした状態にあると考えられました。
45%の木材率はこんな感じの部屋かな。
あなたの脳はどう感じてますか?