無垢板を床に使用するわけ
まずはこちらの写真を見てください。
私の家での実験です。
厚みが23ミリの杉の無垢板と鉄アレイが置いてあります。
室温は、約19℃。では、床表面温度は何度ぐらいでしょうか?
放射温度計で測ってみましょう。
18.8℃です。ほぼ室温と変わりません。
ここで問題です。無垢板と鉄アレイの表面温度はそれぞれ何度でしょうか?
少し考えてみてください。
答えがでたら画像を見てください。
無垢板から測ってみましょう。
18.9℃です。
次に鉄アレイを測ってみましょう。
同じく18.9℃です。
予想通りでしたか? それとも「なんで~」 ですか?。(-^〇^-)
ここで、素足で無垢板と鉄アレイを踏んでみます。
無垢板:なんともありません。
鉄アレイ:つけた瞬間に冷たいです。
なぜでしょう?
それは単純に熱伝導率の違いからです。
杉の無垢板:0.12W/m・k 鉄アレイ:83.5W/m・k
鉄アレイの方が、約700倍の速さで熱を奪われていたんですね。
納得しましたか?
床板に、熱伝導率が小さいモノを選ぶ理由がわかりましたか?