NEW・SSおすすめの一冊

住宅・エネルギー等に関して読んで欲しい一冊を紹介していきます。

納得の間取り 日本人の知恵袋    吉田 桂二

 

納得の間取り 日本人の知恵袋-日本人らしい生活空間とは (講談社新書)

納得の間取り 日本人の知恵袋-日本人らしい生活空間とは (講談社新書)

 

 血が通った和風の家を 今、見直す!!

間取りとは、家族の部屋取りパズルではない。!:私の好きな建築家のひとりです。

吉田さんの著作の中でも、この間取りの本が一番参考になります。

新築する時に、参考にしたい内容を紹介します。

1.吹き抜けは、1・2階をつなぐ

 一階に家族空間を一体化した広がり空間があり、二階に子供スペースの広がりがあって、その両者を結びつけるために吹き抜けをとる。

(ただし、私個人の考えをいうと、吹き抜けを造るときには、高断熱・高気密にしたい。全館暖冷房にすることを前提に考えるべきだ。関東圏なら、Q値:1.5 C値:1

以上なら、吹き抜けにしても問題ないのでは。)

 

2.小間割り間取りにしない

 部屋数を多くしない。部屋はできるかぎり区画しない。廊下はやめてしまう。

 

3.引き戸を使用する

 家の中の空間を、広くすることも、区切ることも、楽々と自在にできる装置が

 引き戸です。広がり空間の間取りと引き戸とは、密接な関係がある。

 

4.部屋は、どうにでも使い変えていけるようにしておく

 使わない部屋は造らない。

 

日本人がこれまで築いてきた家造りの知恵を、もう一度見直したいものです。