納得の間取り 日本人の知恵袋 吉田 桂二
納得の間取り 日本人の知恵袋-日本人らしい生活空間とは (講談社新書)
- 作者: 吉田桂二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/12/18
- メディア: 新書
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血が通った和風の家を 今、見直す!!
間取りとは、家族の部屋取りパズルではない。!:私の好きな建築家のひとりです。
吉田さんの著作の中でも、この間取りの本が一番参考になります。
新築する時に、参考にしたい内容を紹介します。
1.吹き抜けは、1・2階をつなぐ。
一階に家族空間を一体化した広がり空間があり、二階に子供スペースの広がりがあって、その両者を結びつけるために吹き抜けをとる。
(ただし、私個人の考えをいうと、吹き抜けを造るときには、高断熱・高気密にしたい。全館暖冷房にすることを前提に考えるべきだ。関東圏なら、Q値:1.5 C値:1
以上なら、吹き抜けにしても問題ないのでは。)
2.小間割り間取りにしない。
部屋数を多くしない。部屋はできるかぎり区画しない。廊下はやめてしまう。
3.引き戸を使用する。
家の中の空間を、広くすることも、区切ることも、楽々と自在にできる装置が
引き戸です。広がり空間の間取りと引き戸とは、密接な関係がある。
4.部屋は、どうにでも使い変えていけるようにしておく。
使わない部屋は造らない。
日本人がこれまで築いてきた家造りの知恵を、もう一度見直したいものです。