ブルーライト 体内時計への脅威 坪田一男
スマートフォン、タブレット、LED照明・・・・・今や日常生活の至る所で、我々が否応なく過剰に浴びているブルーライト。実は、その光は眼に、人体に深刻な影響を与えている。眼精疲労や加齢黄斑変性など眼への影響だけではなく、夜間に過剰なブルーライトを浴びると体内時計が壊れ、心身に変調をきたすのだ。
今日は、日曜日。年末に向けて大掃除をしている家庭が目立ってきました。
我が家もそろそろ始めるか。その中でも、照明器具のほこりを拭くのが少々めんどくさい。まずは、脚立を用意して、部屋の照明すべてを掃除するのを考えただけで嫌になる。今回は、そんな「照明」を考えてみたい。
公害から光害へ
日本の現状をあらわしている言葉だと思う。
最近は、「~病」などの公害はあまり聞かなくなった。これで安心かと思いきや、
今度は、新たな「光害」の登場だ。これも高度経済成長が、もたらした物のひとつだろう。
地球に生きる生物はみな、太陽の光を最大限に活かして生き延びるため、太陽が昇っては沈む1日ほぼ24時間の周期に合わせて時を刻む「体内時計」を身に付けた。
もともと人間は、「太陽の時間」で生活をしてきた。しかし、文明の成長とともに
「時計の時間」に合わせるようになった。それが、光害へとつながる。
何かを得れば、何かをなくす。その繰り返しなのだ。
では、どうすればいい?少なくとも、自宅の照明から変えていこう!
新築なら「照明計画」、既存住宅なら「照明リフォーム」いつでもできる。
照明をデザインすることは、時間をデザインすること。
きっと、心も体も空間も替わることだろう。
環境が変われば心が変わる、心が変わることとは、脳が活性化すること。
次回は、脳の活性化と住宅の関係について考えてみたい。
次に、この本も併せて読んで欲しい。
そして、照明に、もっと興味をもってもらいたい。
日本の照明はまぶしすぎる 節電生活の賢い照明術 (角川oneテーマ21)
- 作者: 東海林弘靖
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/08/10
- メディア: 新書
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