NEW・SSおすすめの一冊

住宅・エネルギー等に関して読んで欲しい一冊を紹介していきます。

セルロースファイバーの蓄熱性を考える①

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熱伝導率がほぼ同じ断熱材でその比熱容量を比較してみます。

セルロースファイバー60K:81KJ/K

高性能グラスウール 16K:16KJ/K

単純に5倍の違いがあります。

この違いを理解するためにボックスを作って実験しました。

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その結果:比熱容量の違い通り、温度の立上りはグラスウールの方が早く、下がり方は

セルロースファイバーの方が遅い。当たり前の結果でした。

このことが、住まう上で快適性にどう違いがでるのか考えてみます。

温度と相対湿度の関係(湿り空気線図より)

冬、帰宅して寒いのでエアコンを使用します。

温度10℃・ 相対湿度40%の部屋を20℃設定でエアコンをつけます。

グラスウールは立上りが早いので20℃になった時の相対湿度は、約20%になり

セルロースファイバーよりも過乾燥状態になりやすいのです。加湿器が必要になる湿度です。

夜、エアコンを消した後の温度に差がありますので、朝起きた時の快適さに違いがでます。『寒さ』の感じ方が変わるのです。

どうです?

セルロースファイバーに興味湧きましたか!?

来週、17・18日に見学会行います。是非、お越しください。お待ちしています。

詳しくはコチラ 

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