建築技術 2004.1月より抜枠
床断熱の始まりは、桂離宮の二重構造の床に使用された6寸厚の「もみがら」であるという説がある。弥生時代頃から支配階級向けの高床がつくられるようになるが、床下は
外気に直接さらされており、冬はかなりの厳しさだったと想像される。桂離宮の床断熱は、こうした床の冷たさへの対処として始まったのだろう。
「もみがら」の熱伝導率は、0.07ぐらいなのでセルロースファイバーの100ミリに
相当する断熱性能です。これって、次世代省エネ基準ですね。(関東圏)
17世紀の建物で、この断熱性能凄すぎでしょ!
床下断熱のない21世紀の住宅があるというのに・・・