NEW・SSおすすめの一冊

住宅・エネルギー等に関して読んで欲しい一冊を紹介していきます。

結露をなくすには?表面結露編

本日は、表面結露の話です。

サッシ枠や窓ガラスにつく結露水のことです。

冬の部屋の設定は、室温:20℃ 相対湿度:50%

湿り空気線図から露点温度を調べます。

 

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露点温度は9.3℃

では、窓の性能の違いで結露するか見てみましょう。

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窓につけられている☆の数によって性能が違います。

また、同じ数でも違いがあることに注意してください。

この表の見方を説明します。

例)Cランク☆☆☆の場合

室温:20℃ 相対湿度:50%の時に、外気温が−20℃以下になれば表面結露することになります。しかし、相対湿度:70%の時には外気温が0℃で表面結露します。

ここで、茨城県つくば市の年間最低気温を調べてみます。

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11月に−0.4℃、4月に0℃を記録していますから室温:20℃ 相対湿度:70%の場合は

11月~4月頃まで結露することになります。

ここで住まい手が除湿機で60%にすると結露はなくなります。

年間最低気温が2月の−7.7℃で、結露する−10℃まで下がっていないからです。

このことより、茨城県つくば市では室温:20℃ 相対湿度:50%あたりで生活していれば、☆☆☆の窓で表面結露することはないと言えそうです。

しかし、窓の性能は、いいに越したことはないですよ!

家の温熱環境に大きく影響しますから。

トリプルサッシが当たり前になる時代も近いかもね!?